「国際化」時代のESS

二B(40期) 新田晃子    

 ESSは、本来 English Speaking Society というりっぱな名前ですが、顧問の小川先生に「Eating Sleeping Spaking みたいねーっ。」と言われるように呑気なクラブです。 しかし、近頃郵政省でやっている海外文通をやりはじめたし、今までとは少し違った感じで広く活動ができそうです。
 他には、タイプライターを練習したり、英検に向けてヒアリングしたりと真面目な活動もしています。 海外の友人が欲しい人、タイプライターをやりたい人、一度お茶でも飲みに来てください。

(都高60年(1989年3月15日発行)からの転載)   

ESSの思い出

新城菜穂子 教員(平成18年〜平成23年)    

 五年前にこちらに異動してきたときには、新規採用の元気な先生がESSの顧問をしていらして、英語の歌を中心に活動をしていました。 ただ、六クラスが四クラスに減った影響もあってか、その頃から、部員数はそれほど多くありませんでした。

 私が引き継いだときには、寂しいことに正式な部員はいない状態でしたが、「英語が好き」という生徒は多かったので、記念祭で英語劇ができたらいいなと密かに思っていました。

 記念祭では、ここ何年か、二学年が飲食の模擬店を出し、三学年でクラス演劇をする形が定着しています。 そこで担当学年が二年生のとき、これが最後のチャンスだと思い、有志を募りました。 すると、矢口さん、小杉君、高田君、横田君、橘君、魚崎さん、篠田さん、原田君と、個性的で力のあるメンバーが集まってくれました。 せっかくするならちょっと渋い背伸びをした演目をと、「日時計」という、ある日本人の老人とイギリス人の老人の友情を描いたお話を選びました。

 今思い返せば、初めての試みで、あんなにセリフの長く多い(もちろん英語です!)、しかも難しいものを選んでしまい無謀だったという思いもありますが、メンバーのうち三人は記念祭幹部で非常に忙しいなか、それぞれがとても頑張ってくれました。(当日は、來さん、橋本さん、高取さんが照明を担当してくれました。)みなさん、ありがとう。感謝しています。 どんな形であれ、台詞を覚え、舞台に立つのは度胸がいるものです。 この経験が次のステップにつながっていってくれたらいいなと思っています。

(閉校記念誌(2011年3月発行)からの転載)   

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