都立大附属高校バドミントン部

戸塚文彦 教員(平成18年〜平成21年)    

 現大学三年生の都大附高校時代のバドミントン部員で、最後まで後輩の面倒をよく見てくれいた月村研太君にバドミントン部について書いてもらったので、その内容を記しておく。

 「僕が都大附に入学したころのバドミントン部は、練習を自分たちで組み立て、いつも真剣に取り組み、練習を離れると皆仲良く過ごすメリハリのある部活で、都大附らしい部活だったと思います。 それから桜修館ができて、毎年部員が増え続ける中で、バドミントン部は桜修館一年目から同じ場所・時間で練習していました。 難しい状況でしたが臨機応変にやっていました。 卒業してからも部活を見てきましたが、僕の知る限りでは、都大附と桜修館の学年が繋がった際に、壁がなかった部活の一つだったと思います。この一年間は、合同で団体戦に出場し、名前は違えど、同じ学校を背負ってプレーしました。 これから桜修館のバドミントン部となっていきますが、都大附を踏襲しつつ、それを超える部活動を作っていってほしいと思います。」 そう言って彼はこの八月に部活の面倒をみることからはなれていった。 彼の姿勢は、今は見られなくなった伝統校の部活へのOBのかかわり方の名残りであろうと思う。

 さて私は五年前に嘱託として、新宿高校より都大附高に着任し、翌年よりバドミントン部顧問として微力ながら部活動指導を担当してきました。 都大附高生徒のひたむきさと桜修館中等教育学校生のまじめさに心うたれ、密度の濃い時間を送ってほしいとの一念で顧問の先生方のご厚意もありバドミントンの外部指導員として現在なお部活動指導にたずさわっている。 都大附高時代のバドミントン部のよきスタイルを継承しつつ桜修館中等教育学校としての新しい芽もふくらみつつあるように思う。 この芽に期待し、部活のみならずすべてに奮闘してやまぬ生徒であるよう目標をみすえ、今なお指導の一端を担っている。

(閉校記念誌(2011年3月発行)からの転載)   

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